優れたプロポーションと筋量を持ち合わせ“和製フレックス・ウィラー”の異名を持つボディビルダー、森信誉司。未だに好評の『パワーエクスプロージョン』に続き、ビデオシリーズ第2弾となる『ボディインプレッション』がついに発売された。
  このビデオには、2000年NPCアイアンマン・アイアンメーデンコンテストに向けて森選手がどんなトレーニングを行ない、どんなコンディション作りを行なっているかが収録されている。
 コンテスト2ヵ月前から撮影開始。まずは胸と肩のトレーニングだ。胸のトレーニングではベンチプレス、マシンプレス、フライ、ケーブルクロスなどを、ディセンディングセットやフォーストレップスなどを用いながら追い込んでいく。肩のトレーニングでも同じようなテクニックを用てマシン・ショルダープレス、サイドレイズ、リアレイズなどで限界まで追い込む。トレーニングの合間に見せてくれるサイドチェストポーズは、まだ減量を開始したばかりのオフ状態とは言え凄まじい迫力だ。トレーニング後に体重を測定。101kg。ベストコンディションまであと10kgの減量がこれから始まる。
 次のシーンは11月10日、コンテストまで残すところ約3週間である。余談だが、ここでジャイアンツの清原選手も登場し、森選手に向かって「デカいですね!」と声をかけ、軽い挨拶を交わすシーンもある。ウェイトトレーニングによる“パワーベースボール”で成果を上げている清原選手だけに、巨大な筋肉の身体にかなり興味を持っているように感じられる。
 2ヵ月前の時点から比較するとウエストは10センチ細くなり、体重は3.2kg落ちて97.8kg、体脂肪率も8%まで落ちている。本人曰く「自分なりには順調に行っていると思うけど・・・もうちょっと急がなきゃいけないかな・・・」。トレーニングは背中と僧帽筋。マシンプルダウン、ワンハンドローイング、ローイングマシンを高重量で黙々とこなしていく。僧帽筋はスミスマシンでのシュラッグ。続けて腕のトレーニング。森選手はこの時期に肩を痛め、そのせいでフリーウェイトでの腕のトレーニングが思うようにできないようだ。そのため、軌道が固定されているマシンを使ったトレーニングを中心に行なっており、他の部位のようにあまり追い込むようなトレーニングは行なっていない。
 11月20日。大会まであと2週間。トレーニング部位は、彼の長所でもある脚である。種目はスミスマシンで足を少し前に出したナロースタンスでのスクワット、レッグプレス、ハックスクワットのメイン3種目。いずれも深く下ろし、フルレンジで行なっている。とにかく脚のバルクはすさまじく、圧巻である。トレーニング終了後、体重計の針は95.6kgを指している。
 次にカメラは『フィットネスショップお茶の水店』を映し出し、森選手が摂っている主なサプリメントが紹介される。
 11月24日、ゴールドジム・さいたまスパーアリーナにて、マシンを中心にした胸・肩のトレーニング。最初の胸・肩のトレーニングシーンと比較すると、かなり絞れているのがはっきりとわかる。
 前回のパワーエクスプロージョンは、コンテストコンディションでの迫力あるトレーニングシーンがメインで、森選手自身がトレーニングや食事について語ることはなかったが、今回のボディインプレッションは、減量のポイント、セット間のストレッチ、セット数、海外コンテストで闘う際の僧帽筋の重要性、長所である脚のトレーニングのポイントなど、コンテストに向けて、また、トレーニングおいてどんなことを心がけているのかを随所で語っている点が、この第2弾のビデオの特徴である。
 森選手もボディビルを開始して今年で20年。それを記念してのアニバーサリービデオを5月頃に発売予定ということで、これも非常に楽しみである。■
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