先月紹介した新サプリメント、リボース。今までのサプリメントとは別種のもので、ATPの合成率を高めてくれるものだ。ATPに関連するサプリメントといえば、何と言っても代表的なものはクレアチンだ。クレアチンは、約6年前に爆発的な人気を呼び、今でも多くのスポーツアスリートたちが、クレアチンの恩恵を受けている。
 リボースはこれまで生化学者や医学研究者たちに注目されていた成分であったが、サプリメント界にその名が広まることはなかった。つまり、リボースは、もっぱら医学界で用いられ、心肺機能障害の患者のために使われていたのだ。しかし、リボースはATPの合成に重要な役割持つ物質であり、細胞の代謝にかかわるエネルギー物質であり、運動を行なう様々な分野のアスリートたちにとって非常に有用な物質なのだ。もし、リボースによってATPのレベルアップを図ることができれば、運動能力の向上だけでなく、疲労の回復などにも大いに役立つはずである。そんなリボースがどうしてサプリメント界に登場することとなったのか?それは、最近になってようやくこの物質の製造技術が進み、より効率よく生産できるようになったためだ。
  だからこそ、一般市場にもリボースを解放することができるようになったのである。リボースがどんな物質で、どんな作用をもたらしてくれるかは先月号(1999年10月号)を参照していただきたい。今月は、リボースをどのように用いることによってアスリートたちはその恩恵を受けることができるかをみていくことにする。
 先月のリボースの紹介記事を読んで、おそらく、多くの人たちが様々な質問をぶつけたいと思ったに違いない。そこで、諸君らが知りたがっていそうな事柄を、私が代表してリボースの研究を進めてきた人物に訊ねてみることにした。
 質問に答えてくれたのはクラーレンス・ジョンソン氏である。彼はバイオエナジー社の社長で、バイオエネジー社はリボースを一般市場に開放するために働きかけてきた会社である。ジョンソン氏は経営についても専門家だが、マイクロバイオロジーの修士号を取得しており、栄養科学についても熟知している人物だ。
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